幸せホルモン「セロトニン」で、イライラを吹き飛ばす!

幸せホルモンとして、よく耳にする「セロトニン」

 

このセロトニンを作るセロトニン神経が弱っていると、集中力がなくなり、不安やイライラという感情をコントロールできずいつまでも引きずってしまう…。ということが起こります。

 

人の感情は、ホルモンによって大きく影響を受けています。

そして、このホルモンのバランスを整えるのがセロトニンの役割なのです。

 

セロトニン神経は、トレーニング次第で鍛えることが可能です。

セロトニン神経を鍛えて、穏やかで安定した心を手に入れましょう。

 

 

ストレスにかかわる3つの脳

人間らしい感情をつかさどっているのは、脳の前頭前野という部分。

この前頭前野は、主に「仕事脳」「学習脳」「共感脳」の3つに分けられます。

 

そしてこの3つの脳をつかさどるホルモンとして、

「仕事脳」→ノルアドレナリン

「学習脳」→ドーパミン

「共感脳」→セロトニン

があります。

 

それぞれの働きとしては、

ノルアドレナリンは、危険や不快などの外部からの刺激に反応し、

心臓の鼓動を速め「戦いモード」にスイッチを入れる。

→【過剰に分泌されると】怒りっぽく。落ち着きがなくなる、重度になるとうつ病を発症することも。

 

ドーパミンは、食欲や性欲などの生存本能にかかわる欲求や意欲をもたらす。

→【働きが弱ると】活動の意欲がなくなり行動できなくなる。

【強すぎると】満足できないストレスが溜まり、依存症など引き起こす。

 

■セロトニンは、ノルアドレナリンやドーパミンなどの指揮者として心のバランスを整える。

 

セロトニンがしっかりと働くことで、心のバランスが整い、適度な意欲や集中力を発揮することができるのです。

 

 

 

セロトニンを増やすポイント

セロトニンを増やすには、毎日のちょっとした習慣が重要になってきます。

 

セロトニン神経は、日々のストレスや疲れによりダメージを受けて弱ります。

そのダメージを減らすためにも、こまめなストレス発散や疲れを溜めない工夫が必要なのです。

 

セロトニンを増やす大きな3つのポイントとして、「生活リズム」「リズム運動」「グルーミング」があります。

 

「生活リズム」というのは、規則正しい生活。

①朝起きたら朝日(光)を浴びて、体内時計をリセットする

②夜更かしを控え七時間前後(個人差はあります)の睡眠時間をとる

 

「リズム運動」というのは、一定のリズムで筋肉の緊張(引き締め)と弛緩(ゆるみ)を繰り返す運動です。

ウォーキングや、サイクリング、ラジオ体操やヨガ、スクワット、運動ではないけれどガムを噛むのも◎

(時間としては、毎日5分~30分くらいでOK。)

 

「グルーミング」は、日常生活の中のスキンシップです。肩のマッサージなど人と触れ合うちょっとしたスキンシップで自分だけでなくお互いのセロトニンが増えます。

 

セロトニンを増やすポイントは、ストレスを溜めないこと。

 

 

 

ストレスを和らげる呼吸法

ストレスを感じた時に、リラックスする方法として「4・7・8呼吸法」があります。

 

やり方は簡単です。

①目を閉じ、心の中で4カウント数えながら息を吸います。

②そのまま息を止め、心の中で7カウント数えます。

③心の中で8カウント数えながら息を吐きます。

これを5~7回繰り返します。

 

この呼吸法は息を止めている間、余計な雑念が入らず、

自然と吐く息も長くなるので副交感神経(リラックス神経)を優位にしてくれる呼吸法です。

 

セロトニン神経を鍛えて、イライラ、ストレスに負けない心を作りましょう!

 

関連コラム

  1. 心を整えたいのならまず身体から~心身一如~

  2. 疲れをためない習慣~体内時計を整える~

  3. 呼吸をコントロールすることは気持ちをコントロールすること

  4. 疲れを溜めない習慣②~切り替え上手になる~

  5. ネガティブな感情を癒す~慈悲の瞑想~

  6. ヨガが身体が硬い人でも大丈夫な理由

PAGE TOP